2013/02/08

⑰100%天然の・・・・・

今日は衛生面のはなし。
毎朝美しい火山の朝焼けの見える私の部屋・・
朝5時にこの風景をみて、いつもうっとりして、6時半まで二度寝をするのが日課♪
最近のソロラは、乾季が終わりに近いのか、こんな風に朝夕と霧がかかっていることが多いです。
本当にきれい。毎日うっとりです。

そんな美しい風景の見える私の部屋ですが・・・・
昨晩だけで20箇所近くダニにかまれました。
噛まれた数、日々更新中。(涙

原因は、小学校の子どもたち。とっても可愛い子どもたち。
教室にはいると、授業中であろうと《Yukiー!!!》と全員が走って寄ってきてハグしてくれます。
かわいいんだよ。とっても。

でも、帰宅すると、いつも《かゆーーーーい!!!》
田舎にすんでいる子どもたち、毎日お風呂に入れるわけでもないし、洋服も同じものをきていることがざらにあります。もう、しょうがないから子どもたちからのキスマークと思ってポジティブに噛まれようと思います。笑

水に関しても・・・・。
ほぼ全ての途上国がそうだと思いますが、
日本のように、蛇口の水をひねって、それを飲むってことは
日本人にとっては、この国でも無理です。たいていおなかくだします。
日本はさらにフィルター使うくらいだもんね。

だから、私の部屋にもこんな大きな飲料水ボトルがあります。
このボトル1つ150円。決して高くものではありません。
グアテマラの一般家庭やオフィスでも、よく見かけます。

でーーも!ホームステイ先には、なぜか、この飲料水ボトルがないんです。
生活全般(洗濯・料理)に使っているのは、溜め水
なので、私のおなか、たまにピーピー。。
ホスト先は、決して貧しくはない、むしろここでは裕福な家庭…。
なんで、水買わないんだろうと・・・・思っていたらやっと理由が判明しました。
以下、ホストマザーとの会話(マ:ホストマザー 夕:夕季)

マ:夕季は、その水(ボトル)を飲んで美味しい?
  味もなにもしないでしょ。
夕:わかんないけど、浄化されてて衛生的だよ。
マ:でも、この水(溜め水)で作ったコーヒーのほうが、
  絶対美味しいよ。家族もそう言ってるわ!
夕:えっ、どうして?
マ:だって、この水は、100パーセント天然なのよ!
  たくさん、天然のものが入ってるわ。
夕:いやいや、ということは、不衛生なものも
  入ってるってことだよ。ほらみて!
  猫の○○とかもあるかもだよ。だから、私のおなか
  たまにピーピーだよ。
マ:あら、夕季はまだグアテマラ人になりきれて
  ないのね、あはは!あと一年くらいたったら、
  ダニにも噛まれなくなるわよ。私たちみたいに♪
夕:えーーーーでも…おねがいーー。
  沸騰しない料理や飲み物を作るときは、
  私の部屋の水を使ってー。
マ:・・・ため水の法が美味しいのに。わかったわ!
という具合。
確かに、グアテマラの人ほとんどダニに噛まれないし、噛まれるのは日本人ボランティアや外国人ばかり。先輩ボランティアさんにも、1年くらいしたら噛まれなくなるわと、よくアドバイスされるけどこれは、免疫ができるまで我慢すべきなのか…

しかし、100パーセント天然水・・・・響きは最高にいいんだけどねぇ。
帰国のころには、私のおなか、かなり強くなってるだろうな…

2013/02/06

⑯~ 一枚の はがきの旅 ~

知り合いから、一通のメールが届きました。
1月23日に、夕季さんからのクリスマスカードが届きました。
ありがとうございました。わたしのもそろそろ届くころかなあと思っていたら、今週、グアテマラに送ったクリスマスカードが戻ってきました(涙)
あて先の住所が見当たらないということで、グアテマラまでは行ったようですが・・・・残念です。これは、大切に保管して、帰国の際にお渡ししますね。では、またね。

グアテマラまで到着して、また日本に無事戻った 一枚のはがき。
約2ヶ月の旅。
すぐそばまでやってきたのに、届かなかったはがき・・・。
なんだか、とっても感慨深い気分になりました。

今や、インターネットを介して、世界中どこにいてもメールやチャット、フェイスブックで
リアルタイムに世界中の人たちと連絡がとれるし、お話だってできる。
でも、やっぱり、“おてがみ”ってうれしいものです。

グアテマラから日本へ手紙を送ると、約3週間。
この7ヶ月でもう30枚近く送ったかかな。
“無事にとどいたよ。ありがとう!” この報告を受けると、心がほっこりします。

日本だけでなく、他の国のお友だちのところまで無事に届いたと、知らせを受けると
思わず“おおーすごーい!”と、うなってしまいます。
でも、中には、あいてのところへ届かず、
世界のどこかで行方不明になったままのもの・・・
今どこを旅してるのかな。。

小さいころから手紙や日記を書くのがすきでした。
読んでる相手のことを考えたり、どう書いたら気持ちが伝わるかなっていつも考えてた。
だから、2年生の教材“おてがみ”はすごーく同感することが多くて大好きな教材です。

今、そんなお手紙たちが 私にたくさんのパワーを与えてくれています!!
日本にいるときに、子どもたちや親御さん、友だちや家族から頂いた手紙たち。
そして、グアテマラについてから頂いた、手紙たち。
 
時には、こんなに豪勢なものも届きます!!!
セロリの会のあやちゃん・一緒にフィリピンを旅した美和さんからの
最高のおくりもの!ふたりして“うまかっちゃん”が入ってました♪
ありがとう!
 
両親からも、大量の荷物を送ってもらいました。
 
そして、いつもみんな同封してくれる“手書きのおてがみ”
これが、一番やっぱりうれしい。
 
どんなに早く届くメールも、リアルタイムのチャットも
手書きの手紙や、実際に会ってお話するのにはかないません。
 
帰国の際のとどくはずの、一枚のはがき。
かえるときの楽しみができました!!
 
☆グアテマラ小島夕季へのお手紙の送り方~参考~
住所:Apartado Postal #269-A Guatemala,GUATEMALA, C.A.Oficina de Voluntarios Japoneses
名前:YUKI KOJIMA 24-1
葉書の場合、80円切手を貼って、国際郵便受けから送ってください♪
 
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2013/02/04

⑮Pica pica!!!



 
このカラフルな物体・・・・・・・何かわかりますか?
 
 
『卵の殻』たちです!
 
今日、いつものように小学校にいくと、図工の時間に
2年生の子どもたちが、せっせと紙をチョキチョキ、いや『ピカピカ』していました!
チョキチョキきることを、スペイン語ではピカピカというみたい。
ピカピカって(かゆーい)って意味なのです。
なんでそんな意味なのかなーと思いながら 授業に参加。

 
まず、薄い色紙(なぜかpapel chino:中国紙という名前)をピカピカします。

次に、色付け。
色鉛筆・ペン・絵の具 自分の好きな色で、好きなように塗っていい時間。



私も参加♪
 
 
そして、殻の中にピカピカたちをつめて、のりでふたをして完成!



 あらこーんなにカラフルでかわいい!!




 
で、終わらないのが ここ グアテマラ!!!!!
休み時間になり、外に出ると、6年生たちがさっきの卵たち(カスカロン)を売っています。
4こ10円。そして、子どもたちは、じゃんじゃん購入・・・・
 
なぜだろう。
と思った瞬間!!!!!!!!
 

あーやられたー!!!

 
そうです、この卵たち、頭にぶつけまくるお祭りのために作っていたんです。
もう、1人がやりだしたらとまらない。
いたるところで、卵をぶつけまくり!子どもたちは常に私を狙い、追いかけまくります。


やっぱり狙われるのは先生。どの先生もこの有様。
いつも子どもたちに厳しい先生が一番狙われるのは、どこの国でも同じ。笑








 



一騒動おわって、一休憩・・・・・・・ん・・・・・・体がかゆーーい!!!
そうなのです。体中紙ふぶきだらけで『ピカピカ!』
あーだから、これピカピカっていうんだ。
 
このお祭りの正式な名前は『carnaval(カルナバル)』
大体来週あたりに行われるのが主流で、どうやらカトリックの人たちのお祭りのようですが
とくに意味はない(のか知らないのかは不明)
ソロラの町では、ピカピカの代わりに、なんと中に小麦粉をいれたり
ちかくの町では、ペンキを入れたりして、道端で出会った人にぶつけるそうです!!
おそろしや!!
 
明日も学校。今日はやられっぱなしだったので、
完全防御して参戦しようと思います!
 
 
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2013/01/22

⑭ひとりではできない

宣言通り!今年二回目の更新です。
今回は、小学校のおしごとの話。
 
私がここグアテマラで何をしているかを簡単にいうと、
『JICAとグアテマラ政府が共同で作った、小学校算数の教科書の使い方を先生たちに広める』
こと。
 
この、算数の教科書 『グアテマラ』と『マテマティカ(算数)』を文字って
“グアテマティカ”という名前。
先輩ボランティアさんや専門家さんの努力により
十年近くかけて作られて、グアテマラ国指定の教科書になりました。
 
このグアテマティカ、
“日本の算数の教科書の内容とそっくり!”なのです。
最初みたとき、この出来のよさに驚いたくらいです。
 
でも、グアテマラ人にとっては、今までの算数の教え方とは180度違うようで。
従来のこっちの算数の指導は、いわゆる“教え込み型”
なんでこーなる、とかじゃなくて、
“はい、コピーしなさーい!”みたいなかんじ。
だから、頭でなかなか考えられない、4,5年生でも指を使って計算。
なんて光景は見慣れたもの。

これ、何をしているかというと、机に線を描いて
それが何本あるか数えてるとこ。
 
 
一方で、日本の算数の教科書は“なぜそうなるのか”を考えさせるように
数字だけでなく、いろんな教材を使って“考えさせる学習”をねらいにしています。
 
 
なので、
こちらの先生は、たくさんの教材と、“なぜ・どうしてその答えになるのか”を考えさせる授業というのも目からうろこ!こんな教え方があるなんて!知らなかった!と喜んでくれる先生もたくさんいます。
 
今週は、一緒に働いている4校の先生約30人を対象に、
教材つくりの研修会を行いました。
1年生~6年生までの教科書を実際にすべて目を通し、
どの単元でどんな教材がいるか整理して、研修会で配りました。
今回はJICAからも教材づくり研修会のための教材代を申請し、先生方へ一部提供しました。
 

 
先生方、“これは、すぐに必要よね”“私が○○作るから、あなたは△△作って!”とかいいながら
にぎやかに作業していました。



今回用意した10つの教材たち。

先生方、みんな協力しながら作ったので、わずか2時間半でたくさんの教材ができあがりました!
 
 
そして、続いては、低・中・高学年に分かれての、教材を使っての主要単元の説明会。
私は、低学年の担当。
持ち時間2時間のために、
1年生では“教材の使い方・まとめて考えることの大切さのパワーポイント・くりあがり、くりさがりのひきざんの考え方”
2年生では“1000までの数・2桁のくりあがり、くりさがりのあるひっさん・かけざんの考え方”
を用意しました。
 

順調にすすんでいたんだけど、1人の先生に
“Yuki、ひきざんのひっさんのところが、どうしてもわからない。”と言われ、
みんなでもう一度確認しました。
すると、私の説明不足で、教材の操作を忘れていることに気づきました。
 
それで、私も『あー、これってすごく大切だよね。ありがとう!』と確認することができたし、
あとでみんなに感想を聞いても『あそこでYUKIが間違ってくれて、それでもっと考えることができた。』
っていわれました。
 
うーん、まさに“教室は間違うところ” すごく勉強になりました。
 
今日は、一緒に働く同僚が7:30からの研修予定が10:30まで来なくて、すごく大変なことも
あったけど、同じ学校で働いている先生方が、一緒にずっと準備をしてくれたり、写真をとってくれたり、たくさん助けてくれました。
ほんとうにありがたい。 ひとりではこの研修はできなかった。

準備を手伝ってくださる先生がたと、お手伝いしてくれた子どもたち。
 
少しずつだけど、スペイン語での説明にもなれてきました。
大切なことは“まちがっても大丈夫と思い切ること”
先生方、みんな賢いのでいつも私のいいたいことをくみ取ってくださります。ありがたい。
 
少しずつ、いろんな経験をしながら私も成長させてもらっています。
しかし、今日は疲れたなぁ。ぐーーーーっすり眠れそう。
 

 
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2013/01/19

⑬Tapiscar!(とうもろこし収穫祭り★)

★2013年 賀正新年!
★部屋から見える朝日と火山★
今年はブログの更新を、月二回以上を目指してがんばります!宣言!!!

ということで、さっそく2013年第1号は
グアテマラ恒例行事《Tapiscarタピスカール》 とうもろこしの収穫 について♪

グアテマラの主食はなんといっても『とうもろこし』
トルティーヤ・アトル・タマル・・・・
グアテマラの食卓に、とうもろこしから作られたものが無い日なんてありません。
でもって、そのトウモロコシ、日本のお米のようにスーパーで購入・・・
ということもできるけれど、ソロラのような田舎の町の人たちは
今でも、自分たちの畑で育てたトウモロコシ1年分を、
大体この時期12月終わり~1月の間にみんなで収穫します。

今回は家族と一緒にタピスカのお手伝いに行ってきました。
ソロラの家を朝7時に出て、バスで約30分も行くと、そこはもう一面のトウモロコシ畑!
 一緒に行ったのは、男性ばかり約10名。 リーダーのTito(ティト)陽気なおじちゃんです。

収穫方法はとても簡単。
みんなで横一列にならんで、一本ずつとうもろこしのくきを観察して、ぐるりとひねって取ります。
それを各自袋に入れていくんです。
大体ひとつの茎に,1,2個のとうもろこしがついていて、Titoの持っている袋は約10キロ!
 
 

 簡単な仕事なんだけれど、乾季のカンカン照りの中の作業が続くので、とても疲れるのです。
とうもろこしにすわって、しばし休憩。


ちなみに、
日本のようにやわらかい状態(生でも食べれられる、干していないもの)はElote(エローテ)
乾季になって収穫するものはmaíz(マイース)と呼ばれ、
同じトウモロコシでも、収穫する時期によって呼び名がちがいます。大豆みたいですね!
ちなみに、圧倒的にmaízのほうがたくさん使われます。
色はこんな感じ。

 ここは、私が織物をならっている家のすぐそば。私は休憩がてら織物をしにいきました。
お母さんはお仕事にでかけているので、今日は4年生の娘ちゃんに習います。
ことし4年生になったばかりだけど、織物の腕前はすでにかなりのもの★

 
こんなことをしているうちに、5時間近くが経過し、やっと終了。。。。
私も男性陣もヘトヘトです。
そして収穫したすべてのトウモロコシを家まで運びます。
 見ての通り大量!!重すぎです。私は無理!なので写真係。



ちなみに、写真のおじさんのように、グアテマラでは頭にひもをくくりつけて、ものを運ぶ様子を
よく見かけます。重くないんだろうか・・・・
いつも、大丈夫?と質問するけど、これが一番効率的なんだ!と言われます。
por sera?? (ほんとかいな?笑)
 
そして家では女性たちが、みんなの帰りを今か今かと待っています。
今日はタマル(トウモロコシの中にお肉などが入った料理)を用意して待っていました。


 
 みんなで食べるタマルは、いつもよりも美味しかった★
グアテマラ人にとって大切な大切なトウモロコシ、
それをこうやってみんなで育てて
みんなで収穫して
みんなで大切に食べる。
 
家族や仲間を大切にするグアテマラ人らしいなぁ。と実感した一日でした。
それにしても疲れたなぁ!!その日、10時間ちかく寝ましたとさ♪
 
次回は、小学校ブログです♪
 
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